「ABCD Stoma」とは

 ストーマ周囲皮膚障害の重症度を評価するスケールとして、2011年当学会の学術教育委員会(オストミー担当)が「ABCD Stoma version1」を開発しました。重症度の概念は、質的帰納的研究の結果を踏まえ、治癒期間としています。その後、質的・量的研究を行いながらスケールの項目とその重みづけをノミナルグループテクニックの手法を用いて検討し、作成しています。
 なお、今後本スケールは臨床調査を行い、バージョンアップを図る予定です。

「ABCD Stoma」の構成
ABCDとは、以下の頭文字から成ります
● A(Adjacent,近接部)
● B(Barrier,皮膚保護剤部)
● C(Circumscribing,皮膚保護剤外部)
● D(Discolouration,色調の変化))
 ストーマ周囲皮膚をA、B、Cの3部位に区分し、3部位ごとに構造の変化の程度を得点で評価します。
 Dは、 A、B、Cの3部位の範囲で評価しますが得点はありません。

「ABCD Stoma version1」を使用することのメリット
「ABCD Stoma」を使用することで、5つのメリットがあります。
・共通言語で皮膚障害を評価できます。
・ストーマ周囲皮膚障害の重症度を得点化できます。
・障害があればその状態を経時的に評価ができます。
・異なるストーマの皮膚障害の重症度を比較できます。
・ケアの効果を得点によって評価できます。

 本スケール作成にあたっては、利益相反はありません。

ABCD Stoma version1

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